31日間ReSharper一周
2013-07-11 10:17:13
Joe White’s Blogに“The 31 Days of ReSharper”という記事群がポストされていて面白かったので翻訳してみた。
ReSharperとは、JetBrains社(IntelliJ IDEAというJavaの開発環境を販売している会社)がリリースしたVisual Studioアドインで、基本的にC#用の開発環境。
なお、元記事は2007年に書かれたもので、その時点ではReSharperのバージョンは2.5系であることに注意。
(2013/7/11追記)ReSharperのバージョン8から、C++がサポートされるようになる。(なので、「ReSharperはC++には対して役立たない」はもう正しくなくなる。)詳細はJetBrains社のブログで確認してほしい。
31日間ReSharper一周
ReSharperは、(VS 2005が含むより多くの)リファクタリング、コードクリーンアップ、それに他にもたくさんの便利な機能を追加するVisual Studioアドインだ。僕は2年ほど前にそれをダウンロードし、僕らが取り組んでいたプロジェクトを開いてみたが、クラッシュしてしまった。しかしそれ以来、多くのことが変わった。
2、3か月前、僕らは再び試してみた。その時に見たものは好ましかった。僕らは、部門全員にそれを買ってやった。僕らの中にはDelphiで開発したいやつなんかもう誰もいない。(ReSharperがないからというのは理由の1つでしかないことは認める。でもそれがでかい。Delphi じゃ名前変更のリファクタリングですらできない。頼むよホント。)
JetBrains(ReSharperを作っている人たち)のWebサイトには多くの情報があり、ReSharperの機能のいくつかを紹介している。しかし僕には、いろんなことを一度に詰め込みすぎに思える。しかも、現実に満足している顧客の視点を使っていたのかもしれない。つまり長い完全な機能リストは出さずに、「私が本当に気に入っている機能はこれこれです。」とか言うわけだ。だから僕はブログの2月分を「31日間ReSharper一周」のためにとっておいた。
はいはい、2月には28日しかないよ。でもそのくらいReSharperはすごいんだ。
Visual Studioでの僕らの作業はすべてC#だ(ちょっとだけC++もあるけど、ReSharperはC++には対して役立たないからね)。だから、サンプルは全部C#関連がベースになる。ReSharperにはVB.NET用のリファクタリングもいくつかあるけど、僕はその範囲を知らないんだ。
これが今のところの記事リスト。
- Day 0: 基礎とインストール
- Day 1: 灰色と赤と波下線
- Day 2: カラー・バーと緑の小箱
- Day 3: ReSharperサバイバルガイド、あるいは、僕のキーバインドを知りませんか?
- Day 4: 自動閉じデリミタ
- Day 5: 統合されたユニットテストランナー
- Day 6: 共有設定は.resharperファイルの中に
- Day 7: コードフォーマット
- Day 8: 使用箇所の検索
- Day 9: パラメータ情報
- Day 10: 型に移動
- Day 11: コードナビゲーション
- Day 12: 型階層ビュー
- Day 13: ファイル構造ビュー
- Day 14: たとえばこんな変数名
- Day 15: Ctrl+Spaceの一族
- Day 16: Alt+Enterで名前空間をインポート
- Day 17: Alt+Enterで全部修正(あと赤い電球の紹介も)
- Day 18: Alt+Enterでいろいろ追加
- Day 19: Alt+Enterでメンバーを実装
- Day 20: Alt+Enterでエラーや警告を修正
- Day 21: Alt+Enterでコード変形
- Day 22: Alt+Insでコード生成
- Day 23: 変数の導入(と、Ctrl+Shift+Rでリファクタリングすることの紹介)
- Day 24: フィールドの導入
- Day 25: パラメータの導入
- Day 26: シグネチャの変更
- Day 27: メソッドの抽出
- Day 28: スタティックメソッドの抽出(本気)とプロパティの抽出
- Day 29: インターフェースがらみのリファクタリング
- Day 30: リネーム(伝播リネームを含む)
- Day 31: 安全な削除