2 2020年のF# とは
2021-09-25 00:00:21
2020年現在、F# はそのドキュメントページで「.NET上で動作する関数型プログラミング言語」として説明されています。 F# 言語ガイド[Carter 2020] では、以下の主要な言語機能について言及しています。これらは現在のF#の姿を明確にするのに役立ちます:
- 関数とモジュール
- パイプラインと合成
- リスト、配列、シーケンス
- パターンマッチング
- アクティブパターン
- 型推論
- 再帰関数
- クォート
- レコード型、判別共用体
- オプション型
- 測定単位
- オブジェクトプログラミング
- 非同期プログラミング
- コンピュテーション式
- 型プロバイダー
当ドキュメンテーションには、F# プログラミングのために利用可能な主要なツールとライブラリーの説明が続けて記載されています。 それには以下のものが含まれます:
- クロスプラットフォームでのコンパイルと実行
- 主要なF# および.NETライブラリー
- Web、モバイル、およびデータプログラミングツールキット
- Emacs、Visual Studio、VSCode、JetBrains Riderなどの編集ツール。
- ドキュメントを提供している会社(訳注:Microsoft)のクラウドプラットフォームでF# を使用する方法。
F# プログラミングを学ぶための他のリソースも、同様の説明の順序に従います。 例えば、Fableは、クライアントサイドのWebプログラミングをJavaScriptにコンパイルするためのF# のパッケージです[García-Caro 2018]。 WebSharper[Granicz 2020]とSAFE-Stack[Abraham 2020]は、クライアントとサーバーの両方のコンポーネントが同じ言語で書かれる「フルスタック」言語としてのF# の使用を強調しています。
以上が現在のF# の姿です: オープンソースで、クロスプラットフォームで、強く型付けされた、簡潔なプログラミング言語で、さまざまなプログラミングシナリオに幅広く適用でき、ユーザーからとても愛されています1。 言語コミュニティは、米国の非営利団体であるF# Software Foundation(FSSF, 46ページ参照)、そしてTwitterなどのソーシャルメディアを中心にしています。 F# はさまざまなものに影響を与えました – 最も直接的なのはC#ですが、それだけでなく、より広範にもです – これについてはふりかえりの章で説明します。 しかし、どうやってそこにたどり着いたのでしょうか?
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簡潔性については40ページで語られています。ユーザーの証言は[FSSF Contributors 2020]を参照。 ↩︎